2008年03月03日

薄型テレビ そのU

液晶テレビ

 液晶テレビの命はパネル。
 パネルは皆同じかと思ったら、TN方式、VA方式、IPS方式の三種類もある。

《TN方式》
 主にPC用のディスプレイに使われ、低コストで静止画表示に優れているが、中間調の応答速度が遅く視野角が狭い。

《VA方式》
 液晶の中ではコントラスト比を高くすることができるため、純粋な黒を表現でき、くつきりした画像になるが、TN方式同様中間調の応答速度が遅く、視野角も狭いため斜めから見ると色があせて見える。

シャープ  AQUOS LC-42DS3s.jpg
                 シャープ AQUOS LC-42DS3


《IPS方式》
 視野角が広く輝度や色変化が少ないが、コントラス比・輝度・応答速度を高くしにくい。黒が引き締まらず、激しい動きの画像にブレがでるといった欠点があります。

ビクター EXE LT-42LH805s.jpg
                ビクター EXE LT-42LH805


 現在の液晶テレビは、VA方式とIPS方式が主流だが、IPS方式に欠点が多く、VA方式を採用しているメーカーが多い。

 次に、必要な仕様を考えてみました。

 従来の液晶テレビは105万画素が主流だったけど、今は、フルHD(1920×1080ドット)207万画素が主流になりつつある。
ハイビジョン映像が多くなっている今では必須です。

 液晶テレビは、激しい動きの画像はブレるという欠点があったけど、最近は各メーカーで倍速駆動対応の液晶テレビを発売しています。
従来1秒間に60Hzでしか表示できなかったものを、120Hzに増やしブレを軽減。
 例えば、シャープは従来12〜16msだった応答速度を4msまで高め、ソニーは8ms、
日立・東芝は6〜7msの速度を実現しています。

 また、フルHDのように画素数が増えたことで、より強力な画像処理回路が必要とされ、
ソニーは「ブラビアエンジン」、
ブラビアエンジン.jpg

東芝は「パワー・メタブレイン」
東ナ パワー・メタブレイン.jpg

といった映像エンジンを開発し搭載しています。
 シャープは映像エンジンに命名はしていないけど、QS(Quick Shoot)という技術でカバーしています。

 コントラスト比については、VA方式は2000:1が多く、IPS方式はコントラスト比の表示をしていない場合が多いけど、東芝のレグザは800:1程度とされています。

 このコントラスト比が高ければ、白と黒の違いがはっきりし、メリハリの効いた画像になります。
少し前は、500:1が主流、せめてこれ以上のコントラスト比は欲しいところ。

 ただ、いくらコントラスト比が高くても、テレビの最大色数は1677万色もあり、255階調(黒を入れると256階調)を綺麗に表現できなければならないから、単にコントラスト比が高いから画像が綺麗といえません。

 この点では、IPS方式は階調全域で応答速度のバラつきが少ないため色鮮やかな画像が期待できるようです。
ちなみに、パイオニアはコントラスト比20000:1を実現してる。

後日へ続く

ニックネーム kitamin at 22:36| Comment(2) | エトセトラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
kitaminさんも凝り性のようですね。
詳しい事は分かりませんが、液晶と言えばシャープの亀山ブランドでしょう。
以前は米沢にもシャープの関連企業がたくさんありました。
液晶工場を亀山に建ててから、米沢の関連企業は衰退しています。
ソニーのバックライトは米沢でも生産しています。
パイオニアには友人がいます。
東北パイオニアの工場は米沢にあります。
こうして見ると、日本はやはりエレクトロニクスで持っているのですね。
Posted by yonemin at 2008年03月04日 20:39
yoneminさんへ

今回液晶テレビについて
色々と調べてみたけど

調べれば調べるほど
膨大な情報が出てきてキリがありませんでした。

性能の差を数値で比較することもしたのですが
やはり、自分の目で見て、使い勝手の良い物になっていきますね。

今ネットで調べたら
米沢市八幡原や窪田町といったところに
液晶関係の企業があるみたいですね。

日本の液晶技術は
世界に誇れるようです。
Posted by kitamin at 2008年03月04日 23:33